注文住宅の施工の流れ

注文住宅の施工にあたっては、まず初めに住宅展示場を見て回るなどして自分のニーズに合う建築会社を選ぶところから始まります。建築会社が決まったら、営業担当者と何度か打ち合わせを重ねて建物の仕様を詰めていき、ある程度固まったところで建築請負契約を締結します。その後は、引き続き打ち合わせを行って建物の細部や導入する住宅設備などを決定し、すべての計画が確定したらいよいよ着工です。着工に際しては地鎮祭を行うことが多いので、あらかじめ段取りについて建築会社と話をしておくとよいでしょう。着工後は基礎工事から上棟を経て引き渡しへと進む流れが一般的です。なお、工期は採用する工法などによって異なりますが、概ね半年から10ヶ月程度を見ておくとよいでしょう。

施工にあたっての注意点

注文住宅の施工にあたって注意すべき事項はいくつかありますが、中でも大切なのは建築会社任せにすべきではないという点です。建物の仕様を決めるにあたっては、施主として自分の希望をきちんと伝える必要がありますし、出てきた設計図を見てイメージ通りになっているかも確認するようにしなければなりません。そういったことを行わずに建築会社に言われるがままに家造りをしていると、出来上がった後で思い描いていたのと違う点が見つかってトラブルになりかねないのです。せっかくの夢のマイホームがトラブルの種となってしまわないようにするためにも、建築会社とのやりとりは必ず事前にイメージを固めた上で主体性を持って行うようにしましょう。

建築実例はパンフレットやウェブページなどで公開されています。実際に建てた家を見ることもできる場合があり、家づくりの参考にしやすいです。